ドイツに来て1年が経ちました

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ワーホリでドイツに来て、1年が経ちました。本来なら今日、帰国しなければならなかったと思うとゾッとします。ええー。考えられない。1年て短い。

振り返ってみると、トランク1つでよく来たなと思います。住所もなく、知り合いもゼロで、スマホもつながらないし、銀行口座もないし、仕事もないし・・・わぁ。

今は快適に過ごせる家があり、週2、3で会うほどの友達、フルタイムの仕事、尊敬できる上司と楽しい同僚、ヨーロッパならどこでもつながるSIMにiPhone、給与を受け取ったり、家賃を振り込める銀行口座、保険証、自転車に柔軟剤にマグカップに香水にノートがあり、お気に入りの図書館やカフェや公園があり。感慨深いです。

今回の滞在で新たに得たものはたくさんあります。

ドイツ語

今使ってるドイツ語の9割は今回で培ったかな、と思うくらい幅が広がりました。新聞を読めるようになり、ビジネスメールを書けるようになり、仕事で電話応対ができるようになり、病院の予約や保険の確認ができるようになり。それでも自分のドイツ語まだまだだな・・・と落ち込むことも多いですし、映画は「映像があるから理解できてるだけだな」とよく思います。今はC1に合格したい目標があるので、再び勉強始めました。ドイツ語楽しい。。。

とりあえずやってみる

ホントは怖かったり、ビビったり、「今度でいいかな」って思うようなことも「今でしょ」でやってみる、という気持ちがいつもあります。電話も嫌いなのですが、電話が手段にあれば使ってみたり。バカかなと思うようなことも聞いてみたり。日本だったら気を遣って「はい」って言っちゃいそうな場面でも自分の気持ちに従ってハッキリ「いいえ」と言ってみたり。クラブとか全然好きじゃないけどドイツのなら行ってみるかーと思って行ってみたり。アヒルとか調理したことないけど、思い切って丸焼きに挑戦してみたり。ボルダリングも行ったし、スケートも行ったし、プールも行ったし、オクトーバーフェストも行ったし、ニュルンベルクのクリスマーケットも行ったし、夜行バスも夜行列車も飛行機も使ったし、昇給交渉もしてみたし、オーツ麦・アーモンド・ソイ・スペクトル小麦とか植物飲料を飲み比べたり、色々やったなぁ。

ドイツ人像

今やいろんな国籍の人がドイツに住んでるので「これがドイツ人」ていうのが何を指すのかと考えると混乱しますが、こんな人が多いな（≒これがドイツ人）という感触を得てきました。実用的なものが好き。数字が好き。目に見えるものが全て（目に見えないものは信じない）。環境保全意識が高い。論理的に交渉を進めるのがうまい。賞賛も批判も臆せず表現する。他人の迷惑は考えない。オーガニック、ビーガンが好き。換気が好き。外の空気に触れるのが好き。防寒意識が高い。

※こんな人が多い、というわたしの個人的な感触で、全ての人がこうというわけではありません

イライラの発散

自分と他人が違うことに関してイライラしちゃうのが人間だと思いますが、それの対処方法。は？っていうような要求をしてくるお客さんに対しては「まー、これして相手が笑顔になるならお互いハッピーか」と思って対応する。無心になる。酷いときは「こんな人はきっと地獄に落ちるんだろうけどわたしの問題じゃないからいっか」とか思う。