コロナの中、日本に帰国しました
無事に帰ってこれました。
いや、色々あったけど無事に帰ってこれました。
飛行機のキャンセル&再予約〜自宅待機中のことまで、長めの記事になったので目次を。
- 羽田行きの飛行機を予約
- 就航延期に延期に延期
- 飛ばないっぽい
- 飛ばない?んだよね?
- 飛行機をキャンセルした
- 再び飛行機を探す
- 飛行機を選ぶ
- 出発当日。荷物スルー
- ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港ダンジョン
- 搭乗。ガラガラにガラガラ
- 成田到着。PCR検査
- 日本に着いた!
- 健康観察
- 自宅待機中にしてること
羽田行きの飛行機を予約
7月3日、意を決して帰国便を予約しました。
まずはAZ0437便でミュンヘンからローマに。
それからAZ0792便でローマから羽田に。羽田のが近いんだもん。
lastminutesという会社から予約。値段は €367,65 でした(ʘωʘ)
無事に予約が完了したので、家族に連絡。羽田行きで予約しましたよ〜っと。
すると即座に母親から返信が。
羽田で大丈夫なの?今はPCR検査の関係で、成田か関空のみの運行だから、と。
なぬ・・・そんなの知らんよ・・・予約できたんだし大丈夫っしょ(願)・・・と嫌なドキドキが始まりました。
就航延期に延期に延期
この羽田-ローマ線というのが新しいらしく、2020年3月30日に就航開始予定がコロナの影響で5月に延び、8月に延び・・・な状況でした。
わたしが確認したときは、2020年9月4日からの就航予定になってました。9月5日に飛ぶやつだからギリギリ・・・大丈夫なのか・・・?
更に不安を煽ったのが羽田空港の運行状況。もー、全部欠航。欠航しかない。
最初にこれを確認しておくべきだった・・・
飛ばない確信が段々強まり、友達から「いつの飛行機?」と聞かれるうちに、「9月5日のローマ経由だけど、多分飛ばないわ」「え?」という会話が鉄板になりました。
飛ばないっぽい
それから都度サイトをチェック。小旅行から帰ってきて久々にサイトをチェックすると、
新型コロナウィルス感染症の現況を踏まえ、羽田-ローマ線の就航を2021年10月2日に延期することになりました。
(ローマ発10月3日から)
飛ばない!飛ばないぜ!
が、不思議なのが、この情報がここでしか見つからなかったということ。
アリタリア航空の日本語サイトのお知らせ欄。アリタリア航空の外国語(英語、ドイツ語)では全く見つからなかった。どうなってるんでしょう・・・
予約コードを入れて自分の予約を検索しても謎のエラー(赤い文字で「????????」って出た)で出てこず。
lastminutesが何か変なのか、アリタリア航空のサイトが変なのか、予約できてるのかできてないのかわかんない。
運行予定は1週間前くらいからしか確認できないので、8月29日(土)まで待ってみることに。
本当に飛ばないの?どうなの?
飛ばない?んだよね?
再び旅行から帰ってきてサイトをチェック。状況は同じ。検索しても出てこない。
本当に本当に飛ばないの?どうなの?
それからもうちょっと待ってみましたが、何も起こらず。
lastminutesのCOVID-19の状況とキャンセルについて熟読したり、アリタリア航空の約款を読んでみたり、「AZ0437 キャンセル」「アリタリア航空 キャンセル」「アリタリア航空 コロナ」とかで検索してみたり。それっぽい情報は何も見つからず。
飛行機をキャンセルした
2020年8月31日。予約した便の5日前。予約をキャンセルしました。
わたしが確認したとき、lastminutesのサイトでは
お客様からのお問い合わせが殺到しております。電話でのコンタクトはご遠慮いただき、こちらからの連絡をお待ちください
の旨が記載してありました。でも電話する。
1週間切ってるのに飛ばない確信しかないんだもん・・・
電話の音声案内に従って進むと、「ただいま、電話でのお問い合わせは受け付けておりません。ご理解いただき、ありがとうございます」と自動音声に言われ、プチッ、ツーツーツー・・・切れた。
もうしょうがない。わたしの飛行機は飛ばない。キャンセルする。
lastminutesのサイトから「キャンセルする」ボタンを押して、「キャンセルのリクエストを受け付けました」とだけメールをもらいました。
それから今まで音沙汰なし。
再び飛行機を探す
フリダシに戻りました。
飛行機を検索するにあたり出発日と出発地が当然必要なのですが、それをどうするかでちょっと迷いました。
- これをチャンスとしてもうちょっとミュンヘンに滞在する
これは何かのお示しだ!あと1週間だけ、1週間だけ楽しもうかなぁ・・・なんて。
だから9月12日に帰る。Münchenから。 - これをチャンスとしてアーヘンのホストファミリーのところに滞在する
これは何かのお示しだ!残ってるFlixBusのクーポンも使えるし、ホストファミリーにもっかい会える。Düsseldorfまで送ってもらえるしな・・・なんて。
だから9月12日に帰る。Düsseldorfから。 - 予定通り土曜日に帰る
Frankfurtとかにする?FrankfurtはPCR検査でなんか大変らしいから何か厄介かも。やっぱりMünchenから。
それから年末あたりまでパン屋で働こうかとかも思いました。一瞬。
ということで、とりあえず予定通り9月6日(土)ミュンヘン発で検索してみることに。
飛行機を選ぶ
ちょっと慎重に選ぶことに。
- 成田空港着であること
- 直近、安定して運行していること
- ドイツからの入国制限、日本への入国制限を確認すること
- 変更・キャンセルに柔軟であること
候補はいくつか。
- エティハド航空でアブダビ経由
€480 と一番安い。正規サイトの雰囲気もいいし、航空会社の評判も良さげ。
使ったことないし面白そう。
と思ったら、搭乗者全員に自費でのPCR検査と陰性の証明が課せられてました。
検査は搭乗の48時間以内で、費用は €190。うーむ。
- カタール航空でドーハ経由
€500 と手頃だし、正規サイトの雰囲気もいいし、使ったことないし面白そう。
けど9月6日(土)は運行してない。9月7日(日)発にしても、それ以降にしても、東京に着くのが平日になっちゃうから迎えにきてもらうのアレだよね・・・
- ポーランド航空でワルシャワ経由
€650 と普通。使ったことないし面白そう。でも正規サイト動かなかったから却下。URLが https://www.lot.com/de/en ってドイツ語なのか英語なのか(英語だったけど言語はGERMANて表示されてた)謎だし。
- オランダ航空でアムステルダム経由
€720 と普通。使ったことあるし、安心。
でもlastminutesで失った €367,65 を考えると €1000 超えになるのか。。。
日付を前後させてみましたが特に候補に変わりはなく、Düsseldorf発は更に若干高かったので、やっぱり予定通り9月6日(土)ミュンヘン発で。
で、迷ったので1晩置くことに。が、翌日9月1日、1晩置いてみたものの腹が決まらず。ふと思い立ってもっかいポーランド航空のサイト見てみることに。
そしたら昨日は動かなかったのに普通に動いたので、値段も許せるし、未知へのワクワクもあるし、これにすることに。
今度は割と「飛ぶ!」という確信を持てたので、ようやく安心できました。
飛行機が予定通り飛ぶって素晴らしい・・・
出発当日。荷物スルー
ミュンヘン空港にて搭乗手続きをしました。日本へは23kgのトランクを2個まで預けられました。太っ腹!と思ったけど1個で済ませました。「重いから」と思って買うの我慢した色々を追加購入しようかとも思いましたが、鍵が掛かるバッグも持ってなかったので、欲張らないことにしました。
計算上は23kgちょっと超えるかな?24kgいっちゃうかな?なもんでしたが、25kg超えてました。セルフで預けようとしたら超過重量でエラーが出て受け付けてもらえませんでした。
カウンターのお姉さんがやさしいことを祈り、そのまま何もせずにカウンターへ。普通に手続きして、お姉さんには「成田でお受け取りいただけます」とだけ言われ、わたしのトランクは奥へを吸い込まれていきました。よっしゃ。
それから普通に手荷物検査を受け、普通に搭乗ゲートへ。
手荷物は1個で8kgまでだったのですが、大きめのトートとリュックで分けて持ってても大丈夫でした。
ギリシャ行ったときは結構厳しくチェックされて、絶対1つにまとめなきゃいけなかったし(トートの中にリュックを入れた)、小さいトランクを持ってる人は全員重さを確認するよう指示されてたし、超過重量で課金されてる人もいました。
預け荷物も、手荷物も、こんなガラガラだったらスルーなのかなとふと思いましたが、定かではありません。
ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港ダンジョン
着いてから知ったけど、空港の名前がかわいい!
コロナでところどころの通路が閉鎖されてたからか、空港の構造が複雑で、アジア諸国への乗り継ぎまで行くのに迷いました。
乗り継ぎたいのに気付いたら出口付近に
Transfer の表示を追っかけてたはずなのに、エスカレーターを下ったら luggage pickup エリアへ。あれ・・・
そして上りのエスカレーターはありません。どうしよ・・・と思いつつ、ちょっと歩いてみたら端っこに再び Transfer の表示が。ホッとして進みました。でも乗り換えするのはわたしだけっぽい。周りには誰もいない。
乗り換えの手荷物検査場へ着くと、黙ってスマホをいじってる3人の係員が。わたしを見てバタバタと動き出し、対応してくれました。
機内でもらったお水、待ち時間中に飲もうと思ってたのに当然没収されました。
ミュンヘンでもそうだったけど、なぜかリュックを2回機械に通してました。リトマス紙みたいので触れて、それを別の機械にかけて何か検査してました。謎、謎。
休憩モードの係員によるパスポートコントロール
無事に抜けたら今度はパスポートコントロール。1年半前にドイツに来た以来にされた気がします。ヨーロッパいるとどこ行ってもスルーなので。
これまた、休憩中なのかと思う座り方の係員。パスポート出して「お願いします」って言う瞬間まで休憩モードだったのでドキドキしてましたが対応してくれました。
わたしのパスポートには出国スタンプもなければ、貼ってあるワーホリビザも2020年2月17日までのものなので、しげしげと眺められたあと、「滞在許可証はあります?」と聞かれ、ですよね、と思いつつ「はいー」と答えて滞在許可証を提示しました。
で、普通にパスポートと滞在証明を返され、通されました。これももう通っていいんだか、まだ何か疑問があるのかわからない人でしたが通れたのでよし・・・
搭乗ゲートが目の前にあるのに通れない
いそいそと搭乗ゲートへ。これも案内に従って進んでいき、もうすぐ目の前、というところで1枚の透明な扉が。閉まってる。「避難用出口」って書いてある。これを押せば開くんだろうってボタンはあるけど、押したら絶対サイレン鳴るやつ。
どうなってんの?どうなってんの?と混乱したので、インフォメーションカウンターへ。
ゲートNNに行きたいのですが、開いてないようで・・・と言うと、「出発1時間前になったらオープンしますのでお待ちください」とやさしく言われました。よかた。
わたしの待ち時間は3時間45分もあったので、大人しくしてることに。水は没収されたし、コーヒーでも飲もうかな、と思いましたがユーロじゃない、というだけでハードルが高くなり、我慢することに。EU諸国でもユーロじゃなくて独自のお金使ってる国はいくつかありますね。
待ち時間はSUDOKUして、パソコンで友達とチャットしてたら過ぎました。雑誌2冊と書籍も持ってたのに全然読まなかった・・・
搭乗。ガラガラにガラガラ
搭乗1時間前になったのでゲートに向かうと、閉まってた扉が開いてて安心したけど、人がいない!全然いない!20人くらいしかいない!これはもう小型機でもガラガラなんじゃないかと思います。
搭乗直後は前後にも人がいましたが、それぞれ好きなとこに移動してました。めちゃくちゃガラガラで、わたしも4人席を悠々と使って快適な空の旅を過ごせました。
話は逸れますが、インフォメーションカウンターの人も、添乗員も、みんな「マダム?ようこそ」「マダム?どうしましたか?」「マダム?お飲み物は何にしますか?」って話しかけてくれるから好き。
成田到着。PCR検査
10時間のフライトはあっという間でした。
PCR検査は何がどうなってるんだか、luggage pickup の後なのか、3時間待たされるとか、「動かないでください!」とだるまさん転んだ状態になるとか、空腹と喉の乾きが辛いとか、なんとかかんとか。暇つぶしグッズと、機内でもらった1lのお水と、お菓子は準備してたので、何が起こってもまぁいいか、という気持ちでいました。
こっからはウロ覚えですが、思い出して記録してみます。
== 8:30頃。成田空港に到着 ==
飛行機降りて、飛行機が見える通路とか歩いたあと、ちょっとだけ待たされました。数分で「ではこちらへお進みください」と案内され、ゾロゾロと続くことに。
歩くエスカレーターとかあるところの終点のところで、第一の受付が。
機内で書いた用紙を提示。用紙には到着日とか便名とか日本での住所とか症状とか、ごく普通の質問が書いてありました。
ドイツからポーランド経由で来た旨を伝え、次へ。
第二の受付。受付番号用紙的なものに自分の名前が書いてあるシールを貼られ、座席番号をもらい、次へ。健康診断みたい。
第三の受付。漏斗と試験管みたいなものをもらい、選挙の投票会場みたいに仕切られたブースに案内され、そこで唾液を試験管へ。これが、出ない。
目の前に「すっぱいものを思い浮かべてください」という文字と、梅干しとレモンの写真が。でも唾液出ない。すっぱいもの、すっぱいもの、、、と思っても何も浮かばない。
ちょっとずつちょっとずつ頑張って、「これで大丈夫ですか?」ー「もうちょっとですね」のやりとりを繰り返すこと3回。やっとOKをもらって、試験菅を渡して、エスカレーターを降りて次へ。
第四の受付。広くて明るい待合エリアに出ました。機内で書いた用紙の記入内容を確認され、回収され、次へ。
第五の受付。帰宅方法や自宅待機場所を確認され、自宅待機中の注意事項などを説明され、終了。座席番号に合った席を案内され、座って待つことに。
== この時点で9:27。着いてから1時間以内で検査と受付は終了 ==
検査の結果が出るまで 1〜2時間、再検査の場合はもっと掛かる、とのことで、迎えに来てもらう旦那には 11時目標で待ち合わせてました。
待ってる間はSUDOKU。でも周りの人が割とスムーズに呼ばれてくのを見て、意外とすぐに呼ばれるかも?と思いつつ、のんびり待つことに。
ホントに思ったよりすぐに自分の番号を呼ばれ、「陰性です」と言われて、紙を渡されて終了。
検疫エリアでその紙を見せて、入国手続きに進み(自動ゲート)、預け荷物を受け取りに。預け荷物のベルトコンベアは止まっていて、その上にトランクが綺麗に並んでました。さすが日本・・・
税関もごく普通にやり取りを済ませ、出口へ。思ったよりずっと早かったし、スムーズだった。
== 10:25頃に旦那にメール。「荷物取って税関抜けて出た。笑」と ==
ということで、8:30に成田到着にしてから10:25にロビーに出るまで2時間でした。
唾液出すのが苦痛だったくらいで、あとはスムーズでした。感謝感謝。
日本に着いた!
日本はめちゃくちゃ暑いですね。ドイツはもう秋だったので、キャミソール + 四分丈の厚手のトップス + カシミアのセーターで出国してきたのですが、 キャミソールでいいくらいでした。すごい。
空港のコンビニにお菓子いっぱい並んでるのがなんかすごい新鮮で、テンション上がりました。日本の、お菓子とかパンの新商品の出る速さといったらすごい。ドイツは定番を長く、というのが多いですね。
ドイツに住んでて好きになったカプチーノを飲みたいーと思ったのですが、抹茶が目に入ったので抹茶にしました。おいしかったです。
あとは誰も彼もどこでもマスクしてるのがあんまりしっくり来てなくて、日本てすごい・・・とまた思うのでした。息苦しくないのか・・・息苦しかろうがなんだろうが四六時中してなきゃいけないのか・・・すごい。
と思うと、ドイツって拡大感染に注意しつつも、息苦しいの嫌だ!ストレス溜まるじゃん!っていう感情への配慮もある気がして、いいなぁと思ったのでした。リスクは上がる(かもしれない。マスクに実際どれくらいの効果があるのか、わたしはわからない)けども。そんなことを思いつつ、帰宅!
健康観察
数日後、帰国者フォローアップセンターなるものからメールで連絡があり、健康経過を報告することに。
体温とか症状の有無を報告。1分くらいで済みますが、毎日報告しなきゃいけません。
ちなみにわたしは朝起きたら布団の中で寝たまま体温測る習慣があるのですが、やっぱり身体起こすとぐっと体温上がりますね。ということがわかりました。
自宅待機中にしてること
2週間も暇だ、どうしよう、と思ってましたが、割と充実しています。
到着日:トランクを荷物を取り出して床に並べた。夜まで眠気を我慢して、夜10時くらいに寝落ちした。
2日目:6時過ぎに起床した旦那には追いつけず、寝ぼけながら7時頃に起きて見送って、再び寝た。12時頃に起きて床に並べてあった荷物を片付け始めた。眠かった。
3日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、床に並べてあった荷物を完全に片付けた。考え事があり、何も手に付かず、昼寝をした。1年半ぶりに夕飯を作った。時差ボケ直った気がする。
4日目:旦那が休みだったのでのんびり起きた。履歴書を更新したり、求人を探してみたり、就活した。パンとバナナしか食べなかった気がする。
5日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、お土産の仕分けをした。ソファカバーを洗濯した。掃除機を解体して中を掃除した。持ってる全ての服を盛大に断捨離した。応募した企業と面接日程を調整した。
6日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、本棚を整理した。応募した企業と面接日程を確定した。ブログ記事を書いている(今ココ)。明日頃からいよいよ暇になる気がする。
ということで、今のところすごくゆったり過ごしてます。
日本はまだ空港と自宅の2点しかいてないのですが、どこに行きたいかというとドイツのドラッグストアに行きたいです。なんだかまだ地に足が着いてない感じがしてます。存在がフワフワしてます。なんなんでしょうね、わたし、と自分に問いかけてます。