みずがめ記

既婚だけど単身でドイツにワーホリに来て、就労ビザで延長滞在。帰国してもドイツが好き。

「大衆浴場」がおしゃれすぎる

夏になりました。

わたしは泳ぐのが好きで、ストレス発散といえばプールで泳ぐことです。疲れれば疲れるほど水泳欲は高まり、仕事終わってから「水が欲しい!」と泳ぎに行きます。

ということで、ドイツでも水が必要になり、プールに行きはじめました。

 

Müller'sches Volksbadに行ってきた

早速ですが、もう行ってきた話を。まずは、Müller'sches Volksbad. 図書館に行く途中に見かけて、わたしの水泳欲を掻き立てた最初のプール。綺麗な建物だなー、レストランか、ホテルか、と思っていたのですが。

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正面に来たら思いっきり「大衆浴場(Volksbad)」と。

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Volksbadは、Volks(国民、公衆)+ Bad(浴場、お風呂)で、どうにもこうにも大衆浴場以外訳せないのですが、「いや、こんなおしゃれなプールがあるはずがない」と思って調べたけど、やっぱり公共のプールなのでした。うおお。

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ミュンヘンにあるプール

ところでミュンヘンには9つの屋内プールが。それに加えて、夏期だけオープンする屋外プールが7つ。広さや新しさによってだと思いますが、若干値段の差が。高い方は5.30€、安い方は4.80€ です。で、早朝と深夜の時間帯はそれぞれ 4.00€、3.60€ になります。Müller'schesは安い方のプールで、さらに早朝割引(7:30〜10:00までに入場して、入場から1.5時間滞在できる)が効く9:30に行ってみたので 3.60€ でした。

Müller'schesの入場とロッカーの仕組み

話は戻ってMüller'sches。外も綺麗だけど、中も綺麗だった。。。。。。。。。

1901年から営業しているらしく、「ヨーロッパで最も美しいプールのひとつ」と自称してます。

ドキドキしながら建物に入り、正面にあった受付で手続きしました。古い映画館にあるような、小さなブースに人がいるタイプの受付。早朝割引の7:30〜10:00というのが、例えば10:00に入場して11:30までいれるのか、10:00までに退出しなきゃいけないのかわからなくて、「早朝割引ですよね?」と確認したら「はい、今は9:30なので、11:00までに退出いただければ大丈夫ですよ」と言われ、一安心。で、カードをもらって中へ。

入場は、よく遊園地とか有料の駐輪場にあるようなバーが回るタイプのやつで、カードを機械にかざすと進めました。入るとすぐに小さな貴重品ロッカーが並んでいて、どれでもいいので選びます。カードが鍵代わりになっていて、カードをロッカーの内側に差し込んだら外側についてる鍵が抜けます。それを腕に巻いて上階へ。そのロッカーと同じ数字が書いてあるロッカーを探して、そこに自分の荷物とか服を入れます。

ちょっと「おお」と思うのは、ここまでは男女で分かれてないこと。着替えはどうするんだろう、と思ってキョロキョロしたら壁に「←男性更衣室 女性更衣室→」と書いてあった。女性更衣室の方に進むと、GAPとかH&Mとかによくあるような、扉がザーッと並んでて足が見える更衣室が。それのひとつに入って、内側から鍵を閉めて、着替えて完了。

ちょっと「おお?」と思ったのは、なぜか女性更衣室エリアに「男性トイレ」があって、男性更衣室エリアに「女性トイレ」があったこと。不思議すぎる・・・

で、着替えたら、上がってきた階段とは別の階段から下にまた降りて、降りたらもうプールです。これがまた綺麗・・・写真は取れないのでYouTubeのリンクを。

www.youtube.com

いざプールへ

日本だと更衣室からプールに出る直前でシャワーが勝手に降ってくる感じですが、Müller'schesはそのまま出てきて、自分でシャワー室に行ってシャワーを浴びなければなりません。降りてきた階段とは逆サイドの女性用シャワー室に行ってシャワーを。で、やっとプール!ドイツのプールは水温が冷たいという噂でビビってましたが、冷たかったけど最初だけで全然大丈夫でした。

プールは普通の25mと思ってましたが、なんか長い気がして、調べてみたらやっぱり31m。微妙。そして、日本と違うのは水深。片方は1.25mくらいですが、半分あたりからはもう2mになり、逆の端は3.25mだったか、4mを越えていたか。すごい。

プールには2つレーンがあって、「Sportschwimmer(スポーツ水泳用)」と書かれていました。その2つ以外はレーンなしで、「Nichtschwimmer(泳がない人用)」と書かれていましたが、歩いている人は数人で、みんなレーンがあるかのように行儀よく泳いでました。

気持ちよく泳ぎ終わって、ふと見ると「Kleine Schwimmhalle(小プール)」の標識が。狭い通路を進むと、小さなプールがありました。水温はあったかくて、レーンはなくて、おじいちゃんおばあちゃんが歩いている感じです。

シャワーを浴びて帰り仕度

シャワーは最初に浴びに行ったところにまた入りました。

かなり「おお!」と思ったのは、そこから出てくる人たちがタオル1枚なこと。その下は裸だよね?という格好で女性陣がスタスタ去ってきます。わたしも例に倣い、シャワーを浴びて、なんでもないような感じでタオル1枚で出てみました。なんともなかったです・・・

で、また上階に行って、更衣室にまた行って、着替えて、自分の荷物を取って完了。洗面所的なものはなくて、ドライヤーはまた下に降りて、「Fön(ドライヤー)」と書かれた部屋で髪を乾かします。これも男女は分かれておらず。さっさと乾かして終了。

入場したときの貴重品ロッカーで自分のカードを取って、そのカードをまた機械にかざして退出です。カードは「ここに入れてね」と書いてある口に投入して去ります。

ということでMüller'schesよかった。気に入りました。