みずがめ記

既婚だけど単身でドイツにワーホリに来て、就労ビザで延長滞在。帰国してもドイツが好き。

わたしが運転する理由

フリー写真, 風景(写真), 道, 道路, 高速道路, 光線, 夜, アメリカ, イリノイ州, シカゴ

2週間の合宿で免許を取って以来、

約10年間で運転したのは片手で数えられるほど。

1人で運転したことなんてなかったし、交通ルールとか忘れてることいっぱい。

 

が、ドイツに滞在している中で、

ドイツで通用する免許を持っていない

という事実に後悔したことが2回ありました。

 

1回目は、ホストファミリーの弟妹を学校まで送っていたときのこと(ホストマザー運転)。

わたしが免許持ってたらこの子たちの送り迎えができるし、ホストマザーは朝ちょっとゆっくり起きるとか、仕事の準備するとかできるのになぁ、と。

 

2回目は、ギリシャでドライブ旅行していたときのこと(友人運転)。

わたしが免許持っていたら運転を半分代わってあげられるのになぁ、と。

 

ドイツでは、入国6ヶ月以内なら、領事館で自動車運転免許証の抜粋証明を発行してもらったら運転できるそう。費用は17Euroで4営業日。はや。

6ヶ月以上滞在するなら免許書き換えが必要で、ミュンヘンの場合は36.30Euro〜で、4週間ほどで発行してもらえるそう。

※いずれも2021年3月6日時点の情報、領事情報 | 在ドイツ日本国大使館ミュンヘン市民情報サイトより。

 

 

そしてわたしは誓った。

次にドイツに来るときは免許を取る。

だから日本で練習する。

 

かくして、運転するようになりました。9月に帰国してから7ヶ月目。

先日、ひとりで運転できるようになりました。

 

ドイツのために!と思って始めた運転ですが、

日本でも運転できるようになったら、家族を助けられるようになりました。

 

旦那は飲むのが好きなので、彼の実家や私の実家に帰ったときでも家族と一緒に飲めるようになったし(わたしはそもそも飲まないので問題なし。前は運転が怖くて「飲んでいいよ」って言ってあげられなかった)、

友人家族と一緒に別の友人の家に遊びに行ったときでもみんなは飲めるし(同上)、

旦那と醸造所に行って、運転しないわたしが飲まなくて、飲みたいけど運転するから飲めない旦那という変な状態もなくなったし(わたしはチャイとかカプチーノ飲む)、

姉の引越しで車が必要、でもわたしの旦那は別の予定があって手伝えない、というときにわたしが運転してあげられたし(前はひとりで運転したことがなかったので、姉をまず迎えに行けない、駐車できない)、

 

そしてみんなすっごく感謝してくれて、みんな嬉しそうだとわたしもじんわり嬉しくて、こんなんで喜んでくれるならいくらでも運転するわ、というか前からもっと運転してたらもっと助けられてたのになぁ、と思いました。

 

まだまだ車線変更とか怖いし、すれ違うの怖いし、譲り合いの雰囲気とかわかんないけど、もっと練習してうまくなります。

そしてドイツで240km/時でかっ飛ばします。

水分補給アプリを入れたら健康になりました

わたしは偏頭痛持ちで、ドイツに行く前は隔週〜月1回程度で襲われてました。

ドイツに行ったら3ヶ月に1回くらいになり、帰国直前には隔週になり、日本に帰国してからはさらに頻度が増えて週1回とか、2日後にまたくるとかなってしまいました。

帰国しても専業主婦としてのびのびとストレスなく暮らしていたので、なんでこんな頻発するのか不明でした。

思い当たる主な原因はいくつか。

  • 雨。雨が降ると偏頭痛が来る、というのではないけど、偏頭痛が来た日は雨が降っていた。または雨が降った日の翌日だった。など。
  • マニキュア。偏頭痛が来た日は塗り直してた。
  • コーヒーと水分。偏頭痛が来た日は水分摂取が少ない上にコーヒーの割合が多めだった。

天気はもう、どうしようもないので気にしない。
コーヒーは、飲み過ぎないように気を付けるだけ。デカフェのなら大丈夫じゃ?と思ったけどわたしにはあんまり関係なかった(偏頭痛が来た)ので、1日1杯程度に。

そして水分。わたしは気を抜くと、朝に紅茶1杯飲んで、そのまま何も飲まずに就寝してしまうとかがあるので、ちゃんと摂れるように仕組みづくりする。

ということで:

水分補給アプリ

たくさんあるけど「見た目がかわいいやつ」で選びました。

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「水を飲む - 水のリマインダー」をApp Storeで

使ってみたらアタリ。使うのが楽しい。

自分の身長・体重・性別・年齢から、1日の水分摂取量を算出してくれるので、それを目標にせっせと水分補給して、記録していくというもの。

11カテゴリで95種類の飲み物が登録されてます。自分で新たに登録とかはできませんが、十分です。

面白いのは、飲み物によって摂取量が変わること。水1.0に対して、スポーツドリンクなら0.5、ハーブティーは0.99でミルクティーは0.8、など。

お酒とかは利尿されちゃうので、赤ワインとかなら-1.6だし、日本酒は-1.8、もっと強いお酒だと-3.0とか暴力的。これ見るだけで「飲んだら今日の目標達成できないからやめとこ」とかなります。マテ茶とかも利尿効果があるので、0.45と少なめ。

コップによって飲みやすさが違う

ビールも種類によっておいしいグラスが違うらしいですが、飲みやすい形状というのはありますね。お気に入りのマグカップは200mlで小さいので、ゆっくり飲んでしまう。

ドイツの友人にもらった350mlの大きなマグカップだと、あったかい紅茶でもぐいーっと飲んじゃいますね。

それから朝起きてから水200mlを飲むようになったのですが、これはペットボトルに汲んでます。ごきゅっと飲める。

記録するだけで目標を追うようになる

可視化ってすごくて、「このままいけば楽勝だわ」とか、「あぁ、今日全然飲んでないから飲まなきゃ」とか、勝手に目標に向かってけます。

加えて、このアプリでリマインドもしてくれるので、「お水飲んで!」っていうメッセージが3件くらい貯まってると「おおお、はいはい、飲みます、ええ」ってなる。

あとは、統計見れるのも楽しい。今週は目標達成できたの、月曜日と今日だけなんですよね・・・頑張らなきゃ。とか、

わたしハーブティー飲みまくってるな、とか。

だいたい順調にいけば、朝起きて水200ml → 紅茶200ml+ → 緑茶かハーブティー500ml×2回 → コーヒーかチャイ200ml×2回 → ココア200mlで達成します。

ミルク系は豆乳なのですが、ソイラテとかソイココアはメニューにないので、ラテとココアで記録してます。

紅茶が好きになった

紅茶、好きです。コーヒーを1日1杯程度、と決めたので、紅茶を飲むようになりました。ハーブティーもそうだし、緑茶のおいしさに気付いたり、お土産でいただいたまま放置してた中国茶黄茶とかいうやつ)を開けてみたり。楽しいです。

健康になった

偏頭痛対策で入れた水分補給アプリですが、始めてから約2ヶ月、偏頭痛が来てません。2ヶ月来てないってすごいぞ。

さらに、ついでに他にもいいことが。むくみがなくなりました。「水分取るとむくむんじゃないの?」と家族に言われましたし、わたしもそう思ってたのですが、昔は多分、老廃物を流す水分すら足りてなかったんだと思います。とり過ぎはよくないと思いますが、今は適切な量を取れてるのかと。

女性はむくむからしょうがない、、、と思って放っておいてた脚とか顔とか、「今日もむくんでない!」という状態になりました。すごい。

ひとつ、煩わしいというか当たり前なのですが、トイレ行く回数が増えたのだけ面倒ですかね。まだ身体が水分摂取量が増えたことに慣れきってなくて、始めた当時は1時間に1回とか行ってました。今は、・・・1-2時間に1回ですかね。そのうちもっと減るのだろうか。

ということで、オススメです。水分摂取について管理できない人とか、自分の水分摂取の傾向知りたい人とか、ただ分析したい人とか、是非。

クリスマスだ!2020年のベストシュトーレンはこれです。

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来週もうクリスマスだと気付いて、思ったより早くて、クリスマスプレゼントをドイツに送るのに間に合わない!!!と焦っています。

ルーマニアとか国際eパケットとかやってなくて、どうやって送ろうかな・・・

 

なんてことはさておき、日本に帰ってきて、以前より気楽にお買い物をするようになったわたしは、シュトーレンにお金をはたいています。高い。高いよ、シュトーレン。でも手間隙掛かってるので、正統な値段です。ドイツでも同じくらい高いので、全然いい。クリスマスな雰囲気を買うのだ。

 

しかしながら、今年はよくよく吟味して買いました。やっぱりいいモノ食べたいし。その条件は:

  • マジパンが豪快に入っていること
  • 乾燥していないこと

はい。で、今年食べたのは4つ!あと気になってるやつがまだ3つくらいある!

それでは、わたし的ランキングを。

5位 タンネ:クリスマスシュトレン ¥2,900

姉に頼んで買ってきてもらった、わたしが大好きなドイツパン家のシュトーレン

粉砂糖が別添えになってて、自分でかけるという・・・

シュトーレンは粉砂糖と生地が馴染むんでからがうまいので、かけてからしばらく置きました。1週間くらい経って開けてみたら、粉砂糖はすっかりバターに水分を奪われ、ヒビ割れてました。あらら。ということは、粉砂糖ってかなりたっぷり必要なんですね。

今回食べた中では一番期待してたのに、一番フツウでした。ラベルも貼ってないから原材料はわからない・・・しかしながらめっちゃでかかった。bakerytanne.net

4位 Scrop:特製シュトーレン ¥2,916

結構丸に近い形状で、粉砂糖がおいしいシュトーレン。粉砂糖がバターにすっかり馴染んで黄色くなってました。ここのは好きで、毎年友人に頼んで調達してもらってます。

おいしいんだけど、今年食べたやつレベル高かったから3位。shop.scrop-coffee-roasters.com

●原材料:小麦粉、ドライフルーツ(オレンジピール、レーズン、チェリー、レモンピール、イチジク、クランベリー)、バター、牛乳、鶏卵、アーモンド、岩塩、ラム酒、水飴糖類、転化糖シロップ、香辛料(原材料の一部に、小麦、乳、大豆を含む)。

3位 KINOKUNIYA:マジパンシュトーレン ¥2,160

今年初めて買ったシュトーレン。マジパンの存在感が大きかったのと、しっとりしてそうだったので。買ってみたらアタリで、原材料の表示を後から探せなかったけど、期待通りのお味でした。

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画像はオンラインショップより。売れ切れみたいでリンク切れになってた。

www.e-kinokuniya.com

2位 PINY: シュトーレン ¥2,200

地元のパン屋のシュトーレン。うまっ。マジパン入ってなくて「入ってないのかよ」と思ったけど、食べてみてびっくりした。なんだこのナッツの香ばしさは・・・!なんなんだ・・・!

粉砂糖がサラサラで、なんかひんやりする。いやー、うまかった。

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画像はPINYのサイトより

piny.info

1位 kazunori ikeda:シュトーレン ¥2,700

やーーーマジでうまかった。このマジパンの存在感よ。だってマジパンの割合が一番。そしてそれに負けないイチジク。粉砂糖がかなり多めにバッサバッサかかっていたのも特徴。

材料見ても、いいものしか入ってなくて、おいしいもの作るっていう愛を感じました。仙台で有名なパティスリーのようで、友人に教えてもらって仙台で買いました。

●原材料:マジパン、レーズン、イチジク、小麦粉、発酵バター、牛乳、マルコナアーモンド、スペイン産オレンジ、スペイン産レモン、ワイルドベリー、ヨーグルト、カソナード、アカシア蜂蜜、卵イースト、ワイン、カルダモン、パンデピスパウダー、ゲランド塩www.kazunoriikeda.co.jp

 

そして気になっているのはこれ。満というパン屋のシュトーレン。ここのパンはとてもおいしい。そして系列の濱田屋で和三盆のシュトーレンを買ったことがあるのだけど、それがとてもおいしかった。

こちらも和なシュトーレン。ナッツとドライフルーツがぎっしり・・・!

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画像は以下のリンクより

https://www.net-ekinaka.com/shop/g/gSRSGSWET0437-TSP1225/?affiliate=ecute

色々食べたつもりでも、4本しか食べてないのか。まだイケますね。

まだ家に2本あるけど、満のやつやっぱり買おう。

あとはショコラシュトーレンとかが邪道ながら気になっている・・・買おうかなぁ

そんな2020年シュトーレンでした。

ドイツから帰国してできるようになったこと

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ドイツから帰国して約2ヶ月が経ちました。はや。

ドイツではのびのび過ごしていたので、「日本に帰ってもこの私でいられるように生きたい」と思って帰ってきました。

「この私」というのは、この私。なんていうんですかね。ざっくりですが、ガマンしないこと、無理しないことかなと思います。

 

「生きよう」じゃなくて、「生きたい」と思ったのは、実際難しいだろうなと思っていたから。ドイツとは環境違うし、文化も違うし、人も違うし・・・

が、わたし今ハッピーです。日本はそんな変わってないけど、わたしが前とは違う考え方もできるようになってて、自分でも「おぉ」と思います。前からこんな風に考えられてたら楽しかったかも、なんて思います。今日はそんなことを綴ります。 

好きなことする。それにお金をかける。

前はひとりでカフェに入ることは絶対にできませんでした。自分にお金を使うとか、すごく贅沢しているようで。ちょっとくらいガマンして、家に帰ってコーヒーを淹れよう、というタイプ。

が、そういうことじゃない。ドイツでもひとりでカフェに入ることは滅多になかったですが、友達とカフェで過ごすことが多くて、「この時間ていいなぁ」と単純に思えるようになりました。コーヒーを飲む行為もそうだけど、その時間と空間含めて、そこで過ごすことにお金を掛けられるようになった。「この時間と空間にはそりゃ価値あるよね」とか思ったりする。日本に帰ってきてから、自分が好きなカフェとか、ずっと気になってたカフェにひとりで行ってみて、良い感じに幸せを感じてます。おしゃれなカフェにいる自分がおしゃれ、ドヤ。とかじゃなくて。

あとはドイツに行ってカプチーノにハマって、日本でもおいしいカプチーノ飲みたいという探検欲もあり(まだ見つけられてない。うちのパン屋のカプチーノがやっぱり一番おいしい)。

あとは好きなものを買えるようになりました。好きなものとはグラノーラとパンなのですが、日本のグラノーラって本当にマジで信じられないくらい高い。マジで、高い。

どんな高級な材料で、どんな手間暇掛けたらこの値段になるんだってくらい高い(実際は材料を輸入したり、手間も暇も掛かってるだろうし、パッケージもあるし、あとはブランドと、相場と)。

けど買う。好きだから買う。150gで1,600円とかのグラノーラを手に取って、ドイツでならこれ500gで300円で買えるのにな、と思っても買う。好きだから。

あとはパン。家にまだパンあるしな、と思っても買う。おいしいパン食べたい!というのもあるし、夫が喜ぶだろうなぁという。それで食べておいしくて、幸せを感じる。すごい。

好きなもの着る

ドイツではお気に入りの服しか持ってってなかったので、お気に入りの服を着てました。日本だとお気に入りすぎてもったいなくて着れなかったりしたのですが、もー、知らん。着る。お気に入りの服着るってめちゃくちゃ気分上がる。

それから自分の体型とかも気にしなくなったし、着飾ることも気にしなくなりました。日本だとミニスカート履くのは結構勇気いったのですが、もー、知らん。着る。

転職活動で面接行くときもミニワンピ。カッチリしたやつ着ようかなとも思ったけど「やっぱ自分の気分上がるやつ着たいな」と思って無視。面接はフツウに通ったので、よほど奇抜じゃなきゃオッケーオッケーと思ってます。新卒で就活してる学生さん、自分がかっこよく見えて気分いい服で、TPOからよほど逸れてないなら好きなもの着て臨んでみてはいかがでしょうかとか思う。

あとはアクセ。大きめのやつとか派手かなと思って付けてないやつとか付ける。だってかわいいし。そしたらやっぱ楽しいよね。

あと、髪を赤くしました。金にしようかと思ったけど、どうせ抜けてきたら明るくなるし。赤いいね。

自分と違う意見を尊重する

わたしは「人は人、わたしはわたし」と考えるタイプなので、さっぱりしてます。人にはそれぞれ違う価値観があって、それをそのまんま受け入れられます。

それでいいじゃん。と、思ってたんですが、ドイツで暮らして、わたしには相手を尊重するということが足りてなかったなと気付きました。人の価値観を受け入れて、そこで終わり。受け入れるけど、絶対に相容れないモノなのと割り切りすぎて、むしろ壁を作ってた感じ。これを受け入れるといっていいのかもわかんないくらい。どちらかというと「あなたの価値観を確認しました。」っていう感じ。

それがドイツで過ごしたら変わった。具体的に何があったワケではないけど、やっぱり色んな人に会って、色んな価値観に会って、ひとつの物事に対して「これがいい」「これじゃやだ」っていうのが本当にバラバラなのを思いっきり肌で感じて、最初はその理由を性格とか家族構成とか歩んできた人生で培ったんだと推測してたけど、突き詰めたら「だってそうだから」という超個人的な好み以外の何モノでもないと思えてきて、そしたらなんかスッキリした。

価値観が違う最たる人はわたしの夫なのですが、前より良い感じになりました。

例えば彼は、電化製品のコンセントは抜いておきたい。わたしは待機電力がないやつは抜いても抜かなくても変わんないからどっちでもいいじゃん、という具合。

前だったら「コンセント抜きたいなら自分でやれば?ていうか待機電力ないから抜いても意味ないのわかってる?」という態度。もし論理に穴があろうものなら徹底的に突いて破壊。あぁ。

が、今は彼の論理に穴があっても、どうしようもない屁理屈だったとしてもスルーできるようになったし、「コンセント抜いた方がスッキリするなら抜いとくわ!わたしどっちでもいいし!」と思えるようになった。前までは「(どういう頭してるんだろう)」って思って「あのさぁ」でつっかかってたことが、「(ま、そういうときもあるよね)」って思ってほっとけるようになった。すごい。

楽しい、今

自分が解放されるのってドイツだからだと思ってけど、日本でも全然大丈夫と気付きました。日本社会っていうのもあるけど、自分で自分を窮屈にしてたんだなと。

できることしたいし、好きなもの楽しみたいし、一緒にいる人を大切にしたいし、ドイツだろうが日本だろうが、今日は今日しかないし、来年何が起こるかわからないし、いつか死ぬし、そしたらそんなガマンして過ごさなくても、もっと楽しみたいよねという。

いやーわたしは今更このことに気付いたので、他の人はみんな(ではないだろうけど)こんな風に楽しめていたのか、と思うと、わたしもこうして過ごしてきてたらよかったなと思います。といってもドイツに行く前の自分の人生も楽しかったけども!

わたし今ハッピーだし、これからも楽しく過ごせるだろうなと思うとハッピーです。ハッピーに思うと、ハッピーなこと多い気がする。すごいなぁ。

ワーホリから日本に帰ってきて就活している

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ドイツでの1年半のワーホリから帰ってきて1ヶ月が経ちました。はや。

わたしのプランでは10月1日にはもう働き始めていたのですが、掛かりますね。

ドイツにいたときを含め、わたしの就活感や帰ってきてからの日々をざっくり。

ちなみにワーホリ前には8年間、IT企業に勤めてました。

 

ドイツにいたとき

  • 日本で接客業はやらないと誓う
  • 日本でエンジニアにはならないと誓う
  • もっかい大学に行く。卒業したら教授になる
  • 占い師になる
  • 出版社で働く。ゆくゆくはドイツでフリーランスで働けるかもしれない
  • ハーブを勉強する。生活の木とかenherbで働く
  • 彫り師になる。ヘナタトゥースタジオとかで働く
  • グラノーラ屋さんで働く
  • 人事か広報で働く
  • ドイツ系企業で働く

9/06(日)〜

  • 到着してぐったりする。3日間くらい食欲が湧かない。
  • 荷物を整理する。断捨離したりする。家の中を大掃除したりする。
  • 就活サイトでいい企業がないか探し始める。
  • 「ドイツ」「オーガニック」「貿易」「アロマ」「ハーブ」などで探す。全然ないし、あってもパートだったり、自分の経験が足りず、これで働き始めるのは厳しいと悟る。

9/13(日)〜

  • ITへの抵抗がなくなり始める。「IT × 英語」で探し始める。結構ある。
  • 英語好き集まれ!という謳い文句のIT企業とWeb面接を受けてパスする。
  • Web試験に向けて数学を必死で勉強する。
  • Web試験を受けたら国語のみで拍子抜けする。最終面接の案内を受ける。

9/20(日)〜

  • 自宅待機期間終了。友達と会う。旦那の実家に行く。自分の実家に行く。
  • IT企業の最終面接を受ける。「なんか違う」と思って、「やっぱ好きなことしようかな」と思って、グラノーラ家さんに応募する。

9/27(日)〜

  • グラノーラ屋さんの面接に行く。その場で内々定する。グラノーラが好きという気持ちよりも、パートから始まることや、社員になれるかわからないことや、東京都の最低賃金なことや、某デパートでの接客から始まることへの懸念が大きく、「やろう!」と踏み出せない。
  • 好きなことやろうか、カタギにやろうか、やるとしても「IT × 英語」でいいのか、出版社とか新しい領域に挑んでいいのか迷い、エージェントに相談する。
  • 相談したら「よっしゃまだバリバリ働くぜ!」意識が急騰し、「新しい領域に挑戦するより、自分の経験を活かそう!」と決める。IT企業での人事系で探し始める。
  • グラノーラ屋さんはもう少し後の夢として保存(辞退)する。
  • それでもグラノーラ熱が上がり、図書館で本を借りて研究する。以前よりちゃんと(材料の質と作り方の仕組みに気を配る)作り始める。
  • 職務経歴書を書く。履歴書を書き直す。
  • 応募しまくる。お祈りメール受け取りまくる。
  • ただズラズラ書いていた職務経歴書と履歴書を見直す。アピールポイントがわかるように書き直す。

10/4(日)〜

  • 日々、応募する。日々、職務経歴書や履歴書を見直す。

こんなに気持ちって変わるのか、ってくらい変わりますね。

職務経歴書書いたり、履歴書書いたり、自分のキャリアとか能力を棚卸しするのって大変だけど楽しいです。今まで色々やってきたなぁとしみじみ。特に資格試験や社外活動を応援してくれた前職のIT企業には感謝。当時は試験が終わったらまた試験、という永遠に終わらないサイクルにうんざりしていましたが、今から思うと感謝しかないです、本当に。

しかし、なかなか転職って難しいんですね。今のところお祈りメールしか来ないので、それはわたしが自分の経歴にマッチしない企業を選んでしまっているのか、自分の経歴を適切にアピールできていないのか、他の応募者の方が魅力的なのか、原因はわかりませんが、進むのみ。ちょっと不安になってきましたが、やってきます!

コロナの中、日本に帰国しました

無事に帰ってこれました。

いや、色々あったけど無事に帰ってこれました。

飛行機のキャンセル&再予約〜自宅待機中のことまで、長めの記事になったので目次を。

羽田行きの飛行機を予約

7月3日、意を決して帰国便を予約しました。
まずはAZ0437便でミュンヘンからローマに。
それからAZ0792便でローマから羽田に。羽田のが近いんだもん。

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lastminutesという会社から予約。値段は €367,65 でした(ʘωʘ)
無事に予約が完了したので、家族に連絡。羽田行きで予約しましたよ〜っと。
すると即座に母親から返信が。

羽田で大丈夫なの?今はPCR検査の関係で、成田か関空のみの運行だから、と。

なぬ・・・そんなの知らんよ・・・予約できたんだし大丈夫っしょ(願)・・・と嫌なドキドキが始まりました。

就航延期に延期に延期

この羽田-ローマ線というのが新しいらしく、2020年3月30日に就航開始予定がコロナの影響で5月に延び、8月に延び・・・な状況でした。
わたしが確認したときは、2020年9月4日からの就航予定になってました。9月5日に飛ぶやつだからギリギリ・・・大丈夫なのか・・・?

更に不安を煽ったのが羽田空港の運行状況。もー、全部欠航。欠航しかない。
最初にこれを確認しておくべきだった・・・
飛ばない確信が段々強まり、友達から「いつの飛行機?」と聞かれるうちに、「9月5日のローマ経由だけど、多分飛ばないわ」「え?」という会話が鉄板になりました。

飛ばないっぽい

それから都度サイトをチェック。小旅行から帰ってきて久々にサイトをチェックすると、

新型コロナウィルス感染症の現況を踏まえ、羽田-ローマ線の就航を2021年10月2日に延期することになりました。

(ローマ発10月3日から)

羽田空港就航延期のお知らせより

飛ばない!飛ばないぜ!

が、不思議なのが、この情報がここでしか見つからなかったということ。
アリタリア航空の日本語サイトのお知らせ欄。アリタリア航空の外国語(英語、ドイツ語)では全く見つからなかった。どうなってるんでしょう・・・

予約コードを入れて自分の予約を検索しても謎のエラー(赤い文字で「????????」って出た)で出てこず。
lastminutesが何か変なのか、アリタリア航空のサイトが変なのか、予約できてるのかできてないのかわかんない。

運行予定は1週間前くらいからしか確認できないので、8月29日(土)まで待ってみることに。
本当に飛ばないの?どうなの?

飛ばない?んだよね?

再び旅行から帰ってきてサイトをチェック。状況は同じ。検索しても出てこない。
本当に本当に飛ばないの?どうなの?

それからもうちょっと待ってみましたが、何も起こらず。
lastminutesのCOVID-19の状況とキャンセルについて熟読したり、アリタリア航空の約款を読んでみたり、「AZ0437 キャンセル」「アリタリア航空 キャンセル」「アリタリア航空 コロナ」とかで検索してみたり。それっぽい情報は何も見つからず。

飛行機をキャンセルした

2020年8月31日。予約した便の5日前。予約をキャンセルしました。

わたしが確認したとき、lastminutesのサイトでは

お客様からのお問い合わせが殺到しております。電話でのコンタクトはご遠慮いただき、こちらからの連絡をお待ちください

の旨が記載してありました。でも電話する。
1週間切ってるのに飛ばない確信しかないんだもん・・・

電話の音声案内に従って進むと、「ただいま、電話でのお問い合わせは受け付けておりません。ご理解いただき、ありがとうございます」と自動音声に言われ、プチッ、ツーツーツー・・・切れた。

もうしょうがない。わたしの飛行機は飛ばない。キャンセルする。
lastminutesのサイトから「キャンセルする」ボタンを押して、「キャンセルのリクエストを受け付けました」とだけメールをもらいました。
それから今まで音沙汰なし。

再び飛行機を探す

フリダシに戻りました。

飛行機を検索するにあたり出発日と出発地が当然必要なのですが、それをどうするかでちょっと迷いました。

  1. これをチャンスとしてもうちょっとミュンヘンに滞在する
    これは何かのお示しだ!あと1週間だけ、1週間だけ楽しもうかなぁ・・・なんて。
    だから9月12日に帰る。Münchenから。

  2. これをチャンスとしてアーヘンのホストファミリーのところに滞在する
    これは何かのお示しだ!残ってるFlixBusのクーポンも使えるし、ホストファミリーにもっかい会える。Düsseldorfまで送ってもらえるしな・・・なんて。
    だから9月12日に帰る。Düsseldorfから。

  3. 予定通り土曜日に帰る
    Frankfurtとかにする?FrankfurtはPCR検査でなんか大変らしいから何か厄介かも。やっぱりMünchenから。

それから年末あたりまでパン屋で働こうかとかも思いました。一瞬。

ということで、とりあえず予定通り9月6日(土)ミュンヘン発で検索してみることに。

飛行機を選ぶ

ちょっと慎重に選ぶことに。

  • 成田空港着であること
  • 直近、安定して運行していること
  • ドイツからの入国制限、日本への入国制限を確認すること
  • 変更・キャンセルに柔軟であること

候補はいくつか。

  1. エティハド航空アブダビ経由
    €480 と一番安い。正規サイトの雰囲気もいいし、航空会社の評判も良さげ。
    使ったことないし面白そう。
    と思ったら、搭乗者全員に自費でのPCR検査と陰性の証明が課せられてました。
    検査は搭乗の48時間以内で、費用は €190。うーむ。

    www.etihad.com

  2. カタール航空でドーハ経由
    €500 と手頃だし、正規サイトの雰囲気もいいし、使ったことないし面白そう。
    けど9月6日(土)は運行してない。9月7日(日)発にしても、それ以降にしても、東京に着くのが平日になっちゃうから迎えにきてもらうのアレだよね・・・

    www.qatarairways.com

  3. ポーランド航空でワルシャワ経由
    €650 と普通。使ったことないし面白そう。でも正規サイト動かなかったから却下。URLが https://www.lot.com/de/en ってドイツ語なのか英語なのか(英語だったけど言語はGERMANて表示されてた)謎だし。

    www.lot.com

  4. オランダ航空でアムステルダム経由
    €720 と普通。使ったことあるし、安心。
    でもlastminutesで失った €367,65 を考えると €1000 超えになるのか。。。

    www.klm.com

日付を前後させてみましたが特に候補に変わりはなく、Düsseldorf発は更に若干高かったので、やっぱり予定通り9月6日(土)ミュンヘン発で。

  • 安心を優先してお金を払うか(=オランダ航空)
  • 未知へのワクワクを優先して検査受けるか(=エティハド航空
  • 安さと未知へのワクワクを優先して旦那に面倒をお願いするか(=カタール航空

で、迷ったので1晩置くことに。が、翌日9月1日、1晩置いてみたものの腹が決まらず。ふと思い立ってもっかいポーランド航空のサイト見てみることに。
そしたら昨日は動かなかったのに普通に動いたので、値段も許せるし、未知へのワクワクもあるし、これにすることに。
今度は割と「飛ぶ!」という確信を持てたので、ようやく安心できました。
飛行機が予定通り飛ぶって素晴らしい・・・

出発当日。荷物スルー

ミュンヘン空港にて搭乗手続きをしました。日本へは23kgのトランクを2個まで預けられました。太っ腹!と思ったけど1個で済ませました。「重いから」と思って買うの我慢した色々を追加購入しようかとも思いましたが、鍵が掛かるバッグも持ってなかったので、欲張らないことにしました。

計算上は23kgちょっと超えるかな?24kgいっちゃうかな?なもんでしたが、25kg超えてました。セルフで預けようとしたら超過重量でエラーが出て受け付けてもらえませんでした。

カウンターのお姉さんがやさしいことを祈り、そのまま何もせずにカウンターへ。普通に手続きして、お姉さんには「成田でお受け取りいただけます」とだけ言われ、わたしのトランクは奥へを吸い込まれていきました。よっしゃ。

それから普通に手荷物検査を受け、普通に搭乗ゲートへ。
手荷物は1個で8kgまでだったのですが、大きめのトートとリュックで分けて持ってても大丈夫でした。
ギリシャ行ったときは結構厳しくチェックされて、絶対1つにまとめなきゃいけなかったし(トートの中にリュックを入れた)、小さいトランクを持ってる人は全員重さを確認するよう指示されてたし、超過重量で課金されてる人もいました。

預け荷物も、手荷物も、こんなガラガラだったらスルーなのかなとふと思いましたが、定かではありません。

ワルシャワフレデリック・ショパン空港ダンジョン

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着いてから知ったけど、空港の名前がかわいい!
コロナでところどころの通路が閉鎖されてたからか、空港の構造が複雑で、アジア諸国への乗り継ぎまで行くのに迷いました。

乗り継ぎたいのに気付いたら出口付近に

Transfer の表示を追っかけてたはずなのに、エスカレーターを下ったら luggage pickup エリアへ。あれ・・・
そして上りのエスカレーターはありません。どうしよ・・・と思いつつ、ちょっと歩いてみたら端っこに再び Transfer の表示が。ホッとして進みました。でも乗り換えするのはわたしだけっぽい。周りには誰もいない。

乗り換えの手荷物検査場へ着くと、黙ってスマホをいじってる3人の係員が。わたしを見てバタバタと動き出し、対応してくれました。
機内でもらったお水、待ち時間中に飲もうと思ってたのに当然没収されました。
ミュンヘンでもそうだったけど、なぜかリュックを2回機械に通してました。リトマス紙みたいので触れて、それを別の機械にかけて何か検査してました。謎、謎。

休憩モードの係員によるパスポートコントロール

無事に抜けたら今度はパスポートコントロール。1年半前にドイツに来た以来にされた気がします。ヨーロッパいるとどこ行ってもスルーなので。
これまた、休憩中なのかと思う座り方の係員。パスポート出して「お願いします」って言う瞬間まで休憩モードだったのでドキドキしてましたが対応してくれました。

わたしのパスポートには出国スタンプもなければ、貼ってあるワーホリビザも2020年2月17日までのものなので、しげしげと眺められたあと、「滞在許可証はあります?」と聞かれ、ですよね、と思いつつ「はいー」と答えて滞在許可証を提示しました。
で、普通にパスポートと滞在証明を返され、通されました。これももう通っていいんだか、まだ何か疑問があるのかわからない人でしたが通れたのでよし・・・

搭乗ゲートが目の前にあるのに通れない

いそいそと搭乗ゲートへ。これも案内に従って進んでいき、もうすぐ目の前、というところで1枚の透明な扉が。閉まってる。「避難用出口」って書いてある。これを押せば開くんだろうってボタンはあるけど、押したら絶対サイレン鳴るやつ。

どうなってんの?どうなってんの?と混乱したので、インフォメーションカウンターへ。
ゲートNNに行きたいのですが、開いてないようで・・・と言うと、「出発1時間前になったらオープンしますのでお待ちください」とやさしく言われました。よかた。

わたしの待ち時間は3時間45分もあったので、大人しくしてることに。水は没収されたし、コーヒーでも飲もうかな、と思いましたがユーロじゃない、というだけでハードルが高くなり、我慢することに。EU諸国でもユーロじゃなくて独自のお金使ってる国はいくつかありますね。

待ち時間はSUDOKUして、パソコンで友達とチャットしてたら過ぎました。雑誌2冊と書籍も持ってたのに全然読まなかった・・・

搭乗。ガラガラにガラガラ

搭乗1時間前になったのでゲートに向かうと、閉まってた扉が開いてて安心したけど、人がいない!全然いない!20人くらいしかいない!これはもう小型機でもガラガラなんじゃないかと思います。

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搭乗直後は前後にも人がいましたが、それぞれ好きなとこに移動してました。めちゃくちゃガラガラで、わたしも4人席を悠々と使って快適な空の旅を過ごせました。

話は逸れますが、インフォメーションカウンターの人も、添乗員も、みんな「マダム?ようこそ」「マダム?どうしましたか?」「マダム?お飲み物は何にしますか?」って話しかけてくれるから好き。

成田到着。PCR検査

10時間のフライトはあっという間でした。
PCR検査は何がどうなってるんだか、luggage pickup の後なのか、3時間待たされるとか、「動かないでください!」とだるまさん転んだ状態になるとか、空腹と喉の乾きが辛いとか、なんとかかんとか。暇つぶしグッズと、機内でもらった1lのお水と、お菓子は準備してたので、何が起こってもまぁいいか、という気持ちでいました。

こっからはウロ覚えですが、思い出して記録してみます。

== 8:30頃。成田空港に到着 ==

飛行機降りて、飛行機が見える通路とか歩いたあと、ちょっとだけ待たされました。数分で「ではこちらへお進みください」と案内され、ゾロゾロと続くことに。

歩くエスカレーターとかあるところの終点のところで、第一の受付が。
機内で書いた用紙を提示。用紙には到着日とか便名とか日本での住所とか症状とか、ごく普通の質問が書いてありました。
ドイツからポーランド経由で来た旨を伝え、次へ。

第二の受付。受付番号用紙的なものに自分の名前が書いてあるシールを貼られ、座席番号をもらい、次へ。健康診断みたい。

第三の受付。漏斗と試験管みたいなものをもらい、選挙の投票会場みたいに仕切られたブースに案内され、そこで唾液を試験管へ。これが、出ない。
目の前に「すっぱいものを思い浮かべてください」という文字と、梅干しとレモンの写真が。でも唾液出ない。すっぱいもの、すっぱいもの、、、と思っても何も浮かばない。
ちょっとずつちょっとずつ頑張って、「これで大丈夫ですか?」ー「もうちょっとですね」のやりとりを繰り返すこと3回。やっとOKをもらって、試験菅を渡して、エスカレーターを降りて次へ。

第四の受付。広くて明るい待合エリアに出ました。機内で書いた用紙の記入内容を確認され、回収され、次へ。

第五の受付。帰宅方法や自宅待機場所を確認され、自宅待機中の注意事項などを説明され、終了。座席番号に合った席を案内され、座って待つことに。

== この時点で9:27。着いてから1時間以内で検査と受付は終了 ==

検査の結果が出るまで 1〜2時間、再検査の場合はもっと掛かる、とのことで、迎えに来てもらう旦那には 11時目標で待ち合わせてました。
待ってる間はSUDOKU。でも周りの人が割とスムーズに呼ばれてくのを見て、意外とすぐに呼ばれるかも?と思いつつ、のんびり待つことに。

ホントに思ったよりすぐに自分の番号を呼ばれ、「陰性です」と言われて、紙を渡されて終了。

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検疫エリアでその紙を見せて、入国手続きに進み(自動ゲート)、預け荷物を受け取りに。預け荷物のベルトコンベアは止まっていて、その上にトランクが綺麗に並んでました。さすが日本・・・

税関もごく普通にやり取りを済ませ、出口へ。思ったよりずっと早かったし、スムーズだった。

== 10:25頃に旦那にメール。「荷物取って税関抜けて出た。笑」と ==

ということで、8:30に成田到着にしてから10:25にロビーに出るまで2時間でした。
唾液出すのが苦痛だったくらいで、あとはスムーズでした。感謝感謝。

日本に着いた!

日本はめちゃくちゃ暑いですね。ドイツはもう秋だったので、キャミソール + 四分丈の厚手のトップス + カシミアのセーターで出国してきたのですが、 キャミソールでいいくらいでした。すごい。

空港のコンビニにお菓子いっぱい並んでるのがなんかすごい新鮮で、テンション上がりました。日本の、お菓子とかパンの新商品の出る速さといったらすごい。ドイツは定番を長く、というのが多いですね。

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ドイツに住んでて好きになったカプチーノを飲みたいーと思ったのですが、抹茶が目に入ったので抹茶にしました。おいしかったです。

あとは誰も彼もどこでもマスクしてるのがあんまりしっくり来てなくて、日本てすごい・・・とまた思うのでした。息苦しくないのか・・・息苦しかろうがなんだろうが四六時中してなきゃいけないのか・・・すごい。

と思うと、ドイツって拡大感染に注意しつつも、息苦しいの嫌だ!ストレス溜まるじゃん!っていう感情への配慮もある気がして、いいなぁと思ったのでした。リスクは上がる(かもしれない。マスクに実際どれくらいの効果があるのか、わたしはわからない)けども。そんなことを思いつつ、帰宅!

健康観察

数日後、帰国者フォローアップセンターなるものからメールで連絡があり、健康経過を報告することに。

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体温とか症状の有無を報告。1分くらいで済みますが、毎日報告しなきゃいけません。

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ちなみにわたしは朝起きたら布団の中で寝たまま体温測る習慣があるのですが、やっぱり身体起こすとぐっと体温上がりますね。ということがわかりました。

自宅待機中にしてること

2週間も暇だ、どうしよう、と思ってましたが、割と充実しています。

到着日:トランクを荷物を取り出して床に並べた。夜まで眠気を我慢して、夜10時くらいに寝落ちした。

2日目:6時過ぎに起床した旦那には追いつけず、寝ぼけながら7時頃に起きて見送って、再び寝た。12時頃に起きて床に並べてあった荷物を片付け始めた。眠かった。

3日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、床に並べてあった荷物を完全に片付けた。考え事があり、何も手に付かず、昼寝をした。1年半ぶりに夕飯を作った。時差ボケ直った気がする。

4日目:旦那が休みだったのでのんびり起きた。履歴書を更新したり、求人を探してみたり、就活した。パンとバナナしか食べなかった気がする。

5日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、お土産の仕分けをした。ソファカバーを洗濯した。掃除機を解体して中を掃除した。持ってる全ての服を盛大に断捨離した。応募した企業と面接日程を調整した。

6日目:6時過ぎに起床した旦那と一緒に起床した。7時頃に見送って、本棚を整理した。応募した企業と面接日程を確定した。ブログ記事を書いている(今ココ)。明日頃からいよいよ暇になる気がする。

 

ということで、今のところすごくゆったり過ごしてます。
日本はまだ空港と自宅の2点しかいてないのですが、どこに行きたいかというとドイツのドラッグストアに行きたいです。なんだかまだ地に足が着いてない感じがしてます。存在がフワフワしてます。なんなんでしょうね、わたし、と自分に問いかけてます。

日本帰国まであと2日。悲しい。

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悲しい。

朝が来なければいいのにと思う。
そしたら、最後の朝食どうしようって考えられるし、今まで撮ったカフェでの写真とか眺めていられるから。

明後日土曜日の朝にドイツを発つので、明日が実質最後の日。
最後の朝食。最後の昼食。最後の夕食。

朝食、選べない。
行ったことあるカフェでまったりするか。
行ったことないカフェに行ってみるか。
ひとりで行くか。友達を誘うか。
一周回って、自分のところのパンが食べたい。
nutellaか、Quarkを塗って食べたい。

昼12時に、パン屋の上司と待ち合わせしている。
一緒にご飯に行くとかじゃなかったら、パンを食べよう。
でもパン食べたら泣いちゃいそう。
パンも買って帰りたいけど、買ったら泣いちゃいそう。

午後は、何しよう。何を見よう。息をしたい。空気を吸い込みたい。

夜は仲の良い友達と久々に映画観賞会することにした。
ポップコーン作ろうって言ってる。彼女が作るポップコーンはいつもおいしい。
他の友達はきっといつも通り何かしらおいしいお菓子を買ってきてくれるだろう。彼が買ってきてくれるお菓子はいつもおいしい。

今、自分がドイツにいることとか、友達と同じ時間軸でチャットしてることとか、目の前の景色とか、目の前の人とか、スーパーに並んでるものとか、朝の曇り空とか、夜の月とか、昨日出会った人とか、明後日にはプッツリ切れてしまう気がしている。
全部記憶になる。それが不思議。
自分がここで生きてること自体が切れてしまうような感覚がする。
だからドキドキしている。緊張しているときと同じリズムがする。

この1年半で嫌なことももちろんあったけど、そんなのほんのごく一部だったし、それも良い経験だった。
毎日、全ての経験がわたしの人格とか考えを豊かにしてくれた。
目が回ることも楽しかった。
この滞在で出会えた人々はすごく大切で、だからその人たちから地理的に離れるのはすごく変な感じがする。
ドキドキしている。なんでだろうと思う。
何がなんでだろうなんだかわからないけど、なんでだろうと思う。

楽しかった!ありがとう!またねドイツ!とは、まだ思えない。
まだ続いてくのに、閉じられる感じがする。
「今日は閉館しました。明日の10時にまた開館です。」と言われている感じがする。
明日の10時までが待てない感じがする。
そんな夜。