ピークは越えたようです。ドイツのコロナ。
未だ規制はありますが、緩くなりました。
- 卒業学年に限定して一部の学校再会
- 800qm以下の店舗の営業再会(ただしレストラン業界は引き続きテイクアウトのみ)
- 同居人以外の1名との外出可(ただし屋外のみ)
- 通勤可
など。図書館やスポーツ施設やショッピングセンターはまだ閉店中。語学学校もまだでしょうね。
規制が緩くなった一方で、ひとつだけ新しく規制が。
- マスク着用義務
マスク!!!ここにきてマスク!!
ドイツは(予防の観点では)マスク意味ない説が優勢だったので、え?マスクすんの?なんで?というのが第一印象。一方、なんかうまいな、と思ったりもした。ピークの状態で、焼け石に水で、マスク着用義務を課してたらめっちゃどんよりしそうですが、規制を緩めたところに、まだ油断しないでね、という意味で課したのかなぁと。
まー、着用義務があるのは店舗内、交通機関内だけなので、付けるにしてもほんの数分ですね。
日本ではマスクといったら一様ですが、ドイツは様々。布製マスクの人は柄がオシャレで、楽しんでるな〜という印象。男性はストライプが多いですね。紺だけどリボン柄の人もいていいなと思った。 本格的なやつはなんかよくわかんないボタンぽいの付いてる。以下はBRのサイトの画像ですが、ホントこんな感じ。
パン屋とマスク
で、パン屋。マスクまたはマフラー類で鼻と口を覆うのが義務なのですが、マスクの意味とは一体・・・と思わせてくれるスタイルの方々がちらほら。
- マスク忘れて、自分の服の首元をひょいって顔まで上げる人
- ぴっちりしたスポーツウェアが故、それがどうにもできず、手で口と鼻を隠そうと必死なんだけど全然隠れてない人
- セーター脱いでそれを口元に巻く人
- ただのマフラーで、鼻まで隠れてるんだか隠れてないんだか、な人
- 付ける付ける、って言って、マスク探しながら注文して、付けた頃にはもう退店する人
- 堂々とマスクせずに店内に入ってきて、「マスクお持ちですか?」と声かけたら「あるよ。家に。」とにっこり言う人(入店をお断りした)
あとはマスクが分厚すぎて全然注文が聞こえなくて何回もやりとりを繰り返した挙句、終いにはマスクを外すという事態になったり。
ちなみに接客してるわたしたちもマスクせねばならず、これがしんどい。暑い。声が通りにくい。ただ、保湿はされてる気がする。リップ塗らなくて済むようになった。わからんが。
ちゅーか、マスク着用義務があるのにマスク忘れるとかありえないから、彼らはマスクを調達したくない&忘れたと言って乗り切りたい人なんだろうと思う。
パン屋とカード
引き続き、カード問題。お客さん慣れてきて、何も言わずともカードで払ってくれるようになった。ただ、やはりカード支払いというだけでご立腹される方々も多く。「自由の終わりだわ」と言っていた貴婦人(退店したあとも行列に向かってそう叫んでた。「現金でもいいですよ」と言ったら「そう?」って言って現金で払ってったのに)、「本当に腹立わ」と言う人、お金を投げつけてパンを奪い取って何も言わずに退店する人、「わー」と思うことが多々。感情の表現がやっぱりストレートですね。日本人にもこんな人いるのかな。こういう接客業したことないからわからないけど、いるのかもしれない。どうなんだろう。
愛想のいい人は得をする
コロナから話は逸れますが、愛想いい人は得しますね、多分。「カードで払っていただけますか?」って聞いたときにカードを持ってなかったとき、
- (無視)
- 「無理。」
- 「無理だね。持ってないもん。」
- 「ああ、ごめんなさいね、持ってないのよ。現金でもいいかしら?」
って、答えられて、4番目の人にはうちの綺麗なパンの中でも最も綺麗なパンを渡したくなる。焼き立て中の焼き立てを渡したくなる。で、「この人、人生にいいこと多いだろうな」とか「この人の周りにはいい人が多いんだろうな」とか「この人の家族は幸せだろうな」とか想像する。こういうのがコミュニケーションだなって思うし、無視とかされるともはやコミュニケーションにもならないから、なんというか。
と、色々考えさせらることが多いです。オクトーバーフェストも中止になり、規制は緩くなったものの元通りまでにはもうちょっと掛かるかな。。。ショッピングもあまりしないのですが、できない状況だとしたくなりますね。早く治りますように。