みずがめ記

既婚だけど単身でドイツにワーホリに来て、就労ビザで延長滞在。帰国してもドイツが好き。

ドイツのオススメ映画

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映画というものは、各国の特色が出るなぁとつくづく思います。個人的には日本は感動系、アメリカはヒーロー系/強い女性系、フランスは不可解系。ドイツは、というとイマイチ掴めなかったのですが、歴史系/革命系かな、と最近思います。

最近見た2本がそう。

ベルリン、僕らの革命

原題は Die fetten Jahre sind vorbei で、英語にすると The fat years have been passed ですが、英題は The educators のよう。"Die fetten Jahre" というのは聖書からの引用で、豊年と飢餓のことみたい。映画の内容は、お金に肥えた人の家に侵入して、何も盗まずに模様替えだけして去っていく青年たちの話。侵入したときにうっかりケータイを忘れてしまい、取りに戻ったら家主と鉢合わせて、顔を見られたので殴って、誘拐して、ああどうしよう!という。最初はキャピキャピしてたのにあれよという間にただならぬ雰囲気になり、そして結末がまた、いいね。邦題に騙されずに(邦題しか知らなかったら見てないわ)見て欲しい1本。

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僕たちは希望という名の列車に乗った

原題は Die schweigende Klassenzimmer で、英語にすると The silent classroom すが、英題は The Silent Revolution のよう。日本でも絶賛公開中のようですね。映画の内容は、冷戦下の東ドイツで、授業の始めに5分の黙祷をした生徒たちの話。これも「なぁ、黙祷しようぜ!」という少年の一言から始まり、あれよあれよという間に学校、家族、国家の大きな大きな問題に。色んなところのヒビ割れの描写が見事で、「あ。ああ。あああ・・・ああ、なんでこんなことに!」と思ってしまわずにはいられない。邦題に騙されずに(邦題しか知らなかったら見てないわ)見て欲しい1本。

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ということで、歴史系/革命系なんですかね。2本しか見てないし、2本ともそうだったからそう括るのは乱暴ですが、なんとなく。