みずがめ記

既婚だけど単身でドイツにワーホリに来て、就労ビザで延長滞在。帰国してもドイツが好き。

弾丸でブダペストに行ってきた

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ドイツに来てから、色々なことを「これも経験」と称して試しています。今回は弾丸でブダペストに行ってきました。すごくよかったので記録。

きっかけ

前職の後輩がヨーロッパに旅行に来るというので、これを機会にわたしも旅行したい!と思って会うことに。ウィーンで会うか、プラハで会うか案もあったものの、最終的にブダペストに決定。

今回の実験

  • ほぼノープラン。ブダペストに何があって、どこを周ればいいのかわからないまま旅行。ツーリストセンターみたいのでなんとかなるでしょう。
  • ハンガリーの通貨であるフォリントを全く持たずに旅行。カードでなんとかなるでしょう。換金所もあるでしょう。
  • 帰路未予約で旅行。バスでも列車でも飛行機でもなんとかなるでしょう。
  • A4サイズのリュックサック1個で旅行。なんとかなるでしょう。

0日目:10月19日(土)

15時頃までパン屋で仕事。そのあと友達とカフェでお茶して、帰宅して、シャワー浴びたり洗濯したり。それから準備して22:30頃に自宅を出発。23:20ミュンヘン発の夜行バスに搭乗。いつものFlixBusで27,99Euroでした。

1日目:10月20日(日)

夜行バスでブダペスト

バスは結構揺れて、全然眠れなかった。なぜかずっと蛍光緑の電気が付いてて明るかったし・・・バスの中でサングラスとマスクをするという変な格好でいた・・・

で、ブダペストはNépligetというところにあるバスターミナルに7:30に到着。到着予定より30分も早く着いた。着いたら問題が。最近契約したSIMカードは外国でも使えるはずなのになぜかつながらない。祈ってもしょうがないので、バスが着く直前で見かけた地下鉄駅に向かう。バスターミナルとは地下でつながってて便利でした。

バスでDeák Ferenc tér駅へ

が、なぜか「地下」が見当たらない・・・「駅はこちら」的な矢印に従ったらなぜか地上に出たので、そんなはずはないと思って2往復したけどやっぱり矢印はわたしを地上へと導く。しょうがないので、矢印の先にあったバス停にいた人に聞いてみた。Google Calendarに登録しておいた待ち合わせ駅のDeák Ferenc térを見せて、「ここに行きたいのですが、どうやって行けばいいんでしょう」と聞くと「ここに来るバスに乗って、n目で降りれば着くわ。」とにっこり教えてくれました。

交通の仕組みはミュンヘンと同じ、ということは調べてあったので、バスでも地下鉄でも行けるパターンだな。バスでいっか。と思ってバスに搭乗。諸処で停まるバス停を見ていたら気付いたことが。バス停に「地下鉄の代替駅」と書いてある・・・つまり地下鉄はなぜか知らないけど動いてなくて、代わりに同じような経路をバスで運行してるぽい。どおりで地上に導かれたわけね・・・と思いつつ、目的の駅へ。

ネットがないからどうしようと思いつつも、駅ならフリーWiFiあるでしょうとどっしり構えてたら本当にフリーWiFiあったので安心した。それでやっと後輩にメールを送ることができ、無事に落ち合うことができました。

そのまま世界一豪華なカフェという、ニューヨークカフェへ。豪華でした。

www.newyorkcafe.hu

開店1時間後くらいに着いて、20分くらい並んで着席。のんびり国会議事堂、鎖橋、漁夫の砦、マーチャーシュ教会、airbnbにチェックイン、ドナウ川クルーズ、夜ご飯、で終了。だいぶ歩いた。

その後、調べてみるとわたしが契約したSIMカードは、契約後7週間経たないと外国(ドイツ外)で有効にならないとのこと。この日は契約後約4週間だったので、どうりで。

2日目:10月21日(月)

朝ごはん

パン屋の上司に「ブタペスト行くならここでクロワッサン買ってきて!」とおつかいがあったので、朝いちでそのお店へ。

www.facebook.com

かわいらしいお店で、ブルーチーズとベリーが入ったクロワッサン、カプチーノを堪能。そこに着く途中でStrudelのお店に惹かれ、ケシの実とサワーチェリーが入ったやつを食べてしまったのであまり楽しめず。というかこのStrudelがおいしすぎて、これだけ食べにもっかいブダペストに行きたいと思っている。

www.strudelhugo.hu

ところでドイツで食べ歩き(カフェ巡りという意味ではなくて、歩きながら食べるという行為)には慣れてしまったのですが、後輩はもちろんそうではないので、食べ歩こうとしたら「止まっていいですか」と言われてしまって申し訳なく感じた。

夜行列車を予約

帰路を確保するために主要駅であるKeletiへ。ネットで見ると列車の最安値は130Euroを越していたのですが、カウンターに来て聞いてみると最安値は夜行便の59Euro。夜行バスが31Euroだったので迷いましたが、「これも経験」ということで列車を選択。ブダペストに来る前は「昼に帰ろう。次の日仕事だし。」と思っていたのですが、来てみたら昼に帰るのは惜しくて夜行便にすることに。つまり到着は翌日の朝。つまり休む間もなく出勤。パン屋の上司にも「明日の早朝に着くやつで帰るわ」と連絡しました。

それから路面電車に乗って川沿いを眺めたり、登山電車に乗って山の上まで行ってみたり、聖イシュトバーン教会に行ってみたり。

温泉が最高だった

ブダペストで一番良かったので温泉。いくつかある中で、セーチェニ温泉を選びました。温泉の存在は後輩から聞いて知っていて、水着くらい荷物にならないから一応持って行こう、という気持ちで持参しつつも、行かないだろうなぁとか思っていたら行ったし、行ってみてかなり良かったのでよかった。

szechenyispabaths.com

温泉だけど日本とは違って、老若男女ごっちゃだし、水着着用必須だし、あったかいプール施設、という感じでした。屋外・屋内で10種類くらい温泉、それからサウナも数種類あって(水の種類が違うかは謎。水温は違った)、存分に楽しめました。日本だったら同僚と温泉に行くこともプールに行くことも絶対ないだろうに、なんだか不思議。

だいぶゆっくりしてしまって、その後はそのまま駅へ。軽食屋でご飯を食べて、列車に乗って、完了です。

夜行列車・・・

列車は3人×3人が向かい合わせになっているタイプの半個室なボックスシート。隣の席とは区切りがあるので、間にある肘掛はどっちが使うか問題などもなく。乗車したときは6席埋まっていたのですが、眠りに入って数十分後に目覚めたらわたししかいなくてすごくびっくりした。「え?みんなどこ行ったの?他にもしかして快適に眠れるところでもあるの?ご飯でも食べに行ったの?何、何?」とだいぶ不安になりましたが、6人全員がミュンヘンに行くわけはなく、みんなすぐに降りたというだけのようでした。

それから急に"半個室にひとり"という状況に不安を感じ始め。なぜかというと、これ、誰か入ってきて襲われたりでもしたら誰も気付かなくないか?ドア閉まるし、カーテン閉まるし、6人席ではあるけどなかなか広いし、列車は進むし。それから、車掌さんが来たら起きてなきゃ、とか、今は空いてるけどもしかしたらここに誰か座るのでは?とか、途中のウィーン、ザルツブルグ、などでいちいち心配したり不安になったりで、半個室にひとりだけど横にもなれず、座って眠れもせず、悶々とするのでした。これだったら検札もなくスルーなバスの方がよっぽど快適だわ・・・どうせ座って寝るのは同じだし・・・という結論に。次からは迷わずバスにする。

3日目:10月22日(月)

水分不足と寝不足が祟った

列車なので定刻通り、6:10にミュンヘン中央駅に到着。それからまっすぐ帰宅して、再び仕事に出なきゃいけないまで1時間強。ここでもなんだか眠れず、ふわふわしたまま出勤。週明けは忙しいので、ぶっ通しで接客。弾丸旅行でも意外にイケるな、と思ったら勤務中に偏頭痛が。ブダペストの街中で有料のトイレ行くのやだな、と思って水分補給を疎かにしていたのと、温泉にどっぷりつかって汗をいっぱいかいたのにやはり水分補給しなかったのと、それから睡眠不足。閃輝暗点でチカチカする中、慌てて薬と水と、それからパンを補給。帰宅してからも水分とカロリーを摂取して就寝。それでも「弾丸旅行イケないなぁ」ではなくて、「水分補給しっかりしよ」と思ったのでした。

実験結果

  • ほぼノープラン。ブダペストに何があって、どこを周ればいいのかわからないまま旅行。ツーリストセンターみたいのでなんとかなるでしょう。
    →なんとかなった。後輩が行きたいところとか見所を調べててくれたし、ガイドブックも持って案内してくれたので助かった。
  • ハンガリーの通貨であるフォリントを全く持たずに旅行。カードでなんとかなるでしょう。換金所もあるでしょう。
    →なんとかなった。カード使えたし。ユーロも使えたし。後輩の提案で、彼がフォリントで全額払い、それを割り勘した相当分のユーロを彼に手渡し。彼はそれを他の国(プラハとかウィーン)で使えるのでwin-win
  • 帰路未予約で旅行。バスでも列車でも飛行機でもなんとかなるでしょう。
    →なんとかなった。むしろ予約していかなくてよかった。おかげでのんびり楽しめた。
  • A4サイズのリュックサック1個で旅行。なんとかなるでしょう。
    →なんとかなった。出発〜帰宅まで同じ服で、夜はCHANEL No.5を着て寝たし、持ってったのは歯ブラシ、洗面具、メイク道具、水着とサンダル、速乾性タオルくらい。

旅行欲が刺激されたので、またどこか週末弾丸旅行したいと思います。