帰国する決断にモヤモヤしている話
掲題のまんまなのですが・・・
なんなんだこの気持ち。を綴りたいと思います。ネガティブな日も大事。
帰国便まわり
7月2日(木)午前中。フライトを検索した。普通にドシドシでてきて、フライトあるんだな、と安心した。片道だからかもしれないけど、「安いな」と思える値段だった。
そのうちのひとつを選んで、「予約に進む」ボタンを押そうとしたけど、できなかった。
心臓がバクバクして、たまらなくて、「わームリ」と思った。諦めて、モヤモヤしながら出勤して、仕事して、帰って、寝た。
7月3日(金)午前中。「今日はヤル」と思いながらフライトを検索した。昨日より若干安くなってた。
そのうちのひとつを選んで、「予約に進む」ボタンを、押した。そのまま予約完了まで運べた。
長らくわたしのTODOリストにあった「帰国便を予約する」タスクが達成されて、スッキリした。ポカンとした、という感覚のが近かったかもしれない。
そして、上司であるパン屋の Julius にSMSを送った。
今さっき、フライトを予約したよ。これでドイツにいつまでいるか確定したわ:2020年9月5日まで。
「それまでよろしくね!」とか「寂しい」とか書いてみたけど、消した。
彼からは泣いてるMemojiが返ってきた。
いつもどおりに出勤して、仕事して、帰って、寝た。
7月4日(土)。この日は朝から晩まで仕事の日。仕事中に Julius が、「飛行機予約したんだな。」と言った。「した〜」と答えた。このやりとりから急激に寂しくなって、その日は鬱々として帰宅した。他にも別件で気になることがあって、どんよりしていた。モヤモヤはおさまらず、ベッドに入ったら涙が出てきた。悲しかった。
7月5日(日)。キリスト教徒のルームメイトに、日曜日の集まりに連れてってもらった。前週から行く約束をしていて、「これに行ったらなんか良くなる」と楽しみにしていた。
晴れた日で、集まりは庭で行われて、牧師さんの語りを聞いてたら睡魔に襲われたけど、彼の話から自分の人生を考えたりした。少しモヤモヤが晴れて、「ふぅ」と思ってたのに、帰り道に嫌なことがあって、落ち込んだ。
そして思った。無理して平気なフリするのやめよう、と。わたしは寂しいんだ。日本に帰るの自分で100%納得できてないんだ。ドイツにいたいんだ。そうなんだ。
思い返してみると、帰国がずっと気になってて、ストレスになっていたんだと思う。
6月あたりからなんかやる気が起きなくて、「5月病じゃない??」と友達に言われて「6月なのに??」と真面目に答えて「この春夏あたりのね」と言われて、ふむ、と思っていたり。
そのあたりから寝ても覚めても疲労感が抜けなくて、毎朝ベッドの中で自分の身体の重さに「・・・」と思っていたり。
7月2日(水)に突然胃腸が乱れてゲッソリしたり。
スケジュールまわり
よし、わたしは寂しい。ドイツにいたい。と認めてから、ちょっとだけ楽になった。
それから残りの時間で何をどうするか、事務手続き的なタスクと、やりたいことを整理し始めた。
7月5日(日)から帰国便の9月5日(土)まで、週末を数えたら8回しかなくて、これで一気に落ち込んだ。「ええ?」と思った。8回かよ・・・
予定をざっくり立ててみたら、あれよあれよと埋まって、空いてる週末がもう2回しかなくなった。
友達とも会いたいし、旅行もしたいし、お土産も買いたいし、でもひとりでゆっくりもしたい。
あの子と会うなら、週末しかないから連絡しなきゃ、あの子と会うなら夜はダメだから連絡しなきゃ、あの子とは会う時間あるだろうか、とか
この週はこれがあって、多分 crush out してるからここはのんびりしたいなぁ・・・とか
これは午後イチには終わるはずだから夕方なら大丈夫なのでは?いや、どうだろ、埋めていいかな・・・とか
とかとかとかとか考えてると、うわぁっっっ て、思う。
帰国をあと1週間後にしてたらもうちょっと余裕あったかも、とか思う。
いや、みんな仕事してるからわたしだけ1週間空いても変わらないわ、とか思う。
それにしても金曜日出発じゃなくて土曜日出発にして本当によかったわ。1日増えただけで超嬉しい。とか思う。
事務手続きとかも考えて、むしろ家はこのままで、間貸ししたらいいんじゃないか?とか
口座もこのまま据え置いておいて、そしたらヨーロッパに旅行に来たときにこっちのクレジットで払えるから楽なんじゃないか?とか
Julius のとこの仕事って、辞めるじゃなくて休職みたいにできるのか?とか
いや、そしたら年金とか住民登録とか保険とか多分面倒だな・・・とか
いや、日本で長期休暇してると考えたらいいんじゃないか?とか
しかしながらわたし、どれくらい早くドイツに戻ってくるかなぁ・・・とか
とかとかとかとか考えてると、 て、思う。真っ白。
モヤモヤまわり
今は、寂しいモード真っ最中。
最近はパン屋に日本人のお客さんも多くて、彼らとはお客さんと店員としてのやりとりしかないけど、「ちょっとつながってきてるのにな」とか思ったりする。
そんなことを毎晩、ベッドで考えたりする。考えたりしてると眠れなくなって、翌朝身体が重たい(白目)。
同僚に出勤時、いつも通り「元気?」と聞かれ、「まぁまぁ」と答えたら「どしたの?」と訊かれ、「帰るのが寂しい。」と答えら「悲しんでる暇はないわよ。楽しみなさいよ。」と言われ、そうなんだけど、わかっていますがいかんせん、、、という気持ちになり、彼女にはもう「まぁまぁ」と答えるのはやめよう、と誓った。
友達Aに「帰国前に友達と会う予定を立てるのがちょっとしんどくて(笑)。」と言ったら「会わなきゃいいじゃん」と言われ、「いや、会いたいんだよ。会いたいんだけど、予定を調整するのがおっくうなの」と言ったら「当日に電話してその子んちに行けばいいだけじゃん」と言われ、「・・・」と思ったり。
友達Bに「日本に帰るのが正しい選択なのかわかんない」と言ったら「旦那さんドイツに連れてくればいいじゃない」と言われ、「いや、それはしたくないの」と言ったら「きっとうまくいくわよ。連れてくればいいじゃない」と言われ、「いや、わたしが個人的にそれはしたくないの。わたしが嫌なの」と言ったら「大丈夫よ。きっとドイツ合うわよ」と言われ、「・・・」と思ったり。
こうして書いてみると、わたしが何か変なのだろうか。
帰国に際するこのモヤモヤを聞いてほしいと思って話すけど、そのうち「ほっといてくれよ」と帰結する。
そいえばドイツに来る前、日本でも同じような状況だった気がするな、とか思い出してくる。違うのは、日本は「ワーホリ1年だけだし、1年後にはまた会えるわ」と思ってやつが、ドイツは次がいつかわからないということ。
だから友達に会ってさよならを言いたいし、気になるカフェに行きたいし、ミュンヘンの景色を心に留めておきたい。
結論
そもそも、日本に帰国することに納得してないのがあれなんですね。
この土台がしっかりしてないから、ゆらゆらするんでしょうね。
たとえば帰国便をキャンセルして、しばらくドイツにとどまることもできるけど、それもしたくないわたし。
どこにも決定打の杭がない。日本にもドイツにも打ててない。
日本に帰るのは、日本に帰ったら新しい気持ちで生活を再スタートできると思っているから。
ドイツに来る前に我慢してたことはなるべく我慢せずに生きるようにしよう、と思っている。
日本に帰ったら、前とは違う風に生きれるかもしれない、と。
それを見ないまま「ドイツにいる!ドイツのがいい!」というのは違うかなと。
なので、それを見て、「あーやっぱドイツだ。わたしはドイツで生きる」と思ったら、帰ってくる。そうする。そうしよう。
結論2
とか言って、わたしはまたすぐドイツに戻ることはしないでしょう。なんとなく、それはわかってる。
だから余計に寂しい。そう。そうなんです。
日本に帰って、「楽しかったなぁ、ドイツ」って思いながら生きるのが、。
日本でも、わたしはわたしの人生を生きれますように。