みずがめ記

既婚だけど単身でドイツにワーホリに来て、就労ビザで延長滞在。帰国してもドイツが好き。

就労ビザに切り替えることにした(ビザ受け取り編)

就労ビザに切り替えようと思い立ったのが9月始め。

9月半ばに予約なしで外国人局に申請しに行き

それから音沙汰ないので再び予約なしで外国人局に状況確認しに行ったのが10月半ば。

ビザがベルリンで発行し終わるまでの仮証明を10月末に取得し

発行が完了したので今度は取得の予約をしたのが1月半ば。

遂にビザを手に入れました。

思い立ってからビザを入手するまで約半年掛かりましたね。

今の気持ち

長かったとかなんとかどうでもよくて、もう、嬉しさしかない!!!

ビザが発行された!ドイツが「2年間滞在していいよ」って言ってくれた!

仮証明を取得した時点で「ほー!」と思ったけど、実際に手元に届いたらこんなに感動するものだなんて。自分の周りに花が飛んでたと思う。その足で上司のところに向かい、「取ってきた!!!!」って見せた。その日バッタリ会った友達にも「見て!!!!」って見せびらかしてしまった。

受け取りまでの道のり:まずは予約

発行されたという状況を知ってから予約できたのはその1ヶ月後。「頻繁にチェックしてたら不意にキャンセル出て早めに予約できるかもな」と思ってちょっと様子見してたのですが「これ無理だ。キャンセル出ない。」と悟ってからすぐに予約。予約してからもキャンセル出ないか見てましたが、キャンセルが出るどころか、さっきまで空いてた枠もどんどん埋まっていく。おとなしく自分が予約した日まで待つことにしました。

受け取りまでの道のり:外国人局に行く

待ちに待った予約の日が来たので外国人局に行きました。予約していたのは2020年2月24日(月) 7:45。早く行ったって待つだけなので、7:40に到着。早速面食らったのがそこにいた外国人の多いこと多いこと多いこと。待合室の座席は埋まってるし、立って待ってる人もいっぱいで、それでもおさまりきらないので廊下まで人が。「ううわ」というのが第一印象。「予約しててよかった」というのが次に浮かんだ言葉。予約なしで突撃しようかな、とも思ったことあるのですが、どれだけ待てばいいのか見当もつかないくらいいっぱいいた・・・

で、自分の番号がいつもの電子掲示板に表示されたのが 7:48。さすが予約。指定の部屋に入ったらとても感じの良い男性が。緑のTシャツにジーンズで、メガネと赤毛の髪・髭な人でした。受け取りに必要な書類を一式差し出しました。ちなみにこちら。

  • 受け取り状
  • パスポートまたは身分証明書
  • 古い滞在許可証(eATまたは仮証明書)
  • 代理人の委任状(必要な場合)
  • 代理人の委任状(当人が未成年で、必要な場合)

受け取り状に書いてある識別番号、パスポートの記載情報、仮証明書に書いてある識別番号をそれぞれ確認しているようでした。5分もせずに「はい、じゃぁこれでおしまいです。発行は同僚がするので、扉の外でお待ちください。」とにっこり言われ、「ありがとうございます」とにっこり返して退出しました。

受け取りまでの道のり:ただ待つ

扉の外には、待ってる感じの人が2人、それからどんどん増えてって、8人くらいになったところで悟りました。「これ、バッチ処理だな」と。中には気になって「まだですか?」的に扉に入ってく人も。待っててって言われたんだから待ってよう、と思って待つこと合計30分ほどで、ビザ的なものをいっぱい持った人が出てきました。

「xxさん」と1人ずつ名前を呼んで渡していってました。写真と本人が同一人物かしっかり確認しているようで、「これ本当にあなた?」って言われてる人もいました。

で、3人目くらいで自分の名前が呼ばれ、「はいはい!!!!」と名乗り出ました。

ビザを受け取った

手元に渡されたビザはカードでした。ワーホリのビザはパスポートに貼るタイプだったので、今回もそれかなと思っていたけど、パスポートを回収されなかった時点で「自分で貼るのかな」とか「もしかして形がない電子なのかな」とか色々想像してましたが、まさかのカード。

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表面には顔写真と氏名、パスポート番号や有効期限などが記載されてました。ホログラムでも顔写真が。裏面には出生地、誕生日、性別、住所、それから身長と瞳の色も。

身長は書いたような書いてないような、瞳の色は書いた記憶ないので、写真から判断されたんですかね。「茶色」となっていて「え、黒じゃないの?」とちょっとびっくりした。友達に「わたしの瞳って何色だと思う?」と聞いてみたら「茶色」と即答されたので、自分の瞳の色が茶色だと知った・・・

ところで嬉しいのは、カードだとお財布に入れて持ち歩けること。パスポート以外の身分証がなかったので、マジで便利。使う機会があるのかというと、多分ないんだけど、でも嬉しい。

一緒に渡された Zusatzblatt には氏名、識別番号、有効期限、それからビザ許可の内容が。

<住所> にある <パン屋> にて、パン屋の販売員として就業。ミュンヘンにおいてのみ有効 

今の気持ち2

ドイツが「2年間滞在していいよ」って言ってくれたの本当にすごいと思うし、「うちで働いていいよ」って手伝ってくれた上司には感謝しかない。

外国人にとってビザは命綱です。外国人の友達がいるのですが、どの人もドイツで生活していくこと、ビザの取得に苦労しているので、自分がスムーズにビザが取れてなんかモヤモヤするときもある。出身国によって取得の条件も厳しくなるし、取得したいビザの種類によってもハードルは高くなるし、ドイツを出るしかなくなった友達や、そういう新聞記事も見るので。

わたしもワーホリで来れてなかったらドイツでこんな風に生活するのは・・・無理とは言わないけどかなり難しいだろうなと思う。「俺もワーホリしよっかな〜」とか言う33歳の知り合いにガックシしたり(おととし来やがれ)、「旦那さんもドイツに呼べばいいんじゃん」と言う人々には(何を気軽に・・・っていうか気軽なのは当然か。そりゃそうだ他人のことだもんな。真面目に捉えてはいけない・・・と一周まわって)「そうだね」なんて答えたりする(もちろん旦那は何も悪くないし、人々に悪意もないんだけども)。

なんて、色々考えて、ビザ取れたのすごいなと思う。ありがとう。